【空き家バンクとは?】メリット・デメリットや利用の際に確認したい5つのポイントを解説
「相続した空き家を手放したいけど、あまりお金はかけたくないな」
「空き家バンクって誰でも利用できるの?お金はかかる?」
「空き家バンクを利用するメリットやデメリットってなんだろう?」
こんにちは! 中野・杉並・練馬を中心に、東京で不動産を営んでいるSKD不動産です。
「空き家バンクは聞いたことがあるけれど、どうやって利用したらいいのかわからない」とお悩みではありませんか?
そこで今回は、空き家バンクについての疑問をわかりやすく解説します。
この記事で、空き家バンクの活用方法や、事前に知っておきたいポイントがわかります。
最後まで見れば、あなたが「空き家バンクを利用すべきかどうか」の判断ができるようになりますので、空き家を売りたい、貸したいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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空き家バンクとは
空き家バンクの名前は知っていますが、一体どんなサービスなのでしょうか?
それでは、空き家バンクが生まれた理由や仕組みについて説明しますね。
空き家バンクが生まれた理由・目的
空き家バンクは、次の2つの目的から生まれた制度です。
- 空き家問題の解消
- 移住者を増やし地域の活性化をはかる
地域の過疎化と増え続ける空き家問題の両方を1度に解消するためにできたサービスなんですね。
空き家が増える一方で、近年は移住や二拠点生活への関心が高まっており、田舎暮らしができる物件へのニーズが増加しています。
移住者が空き家に住んでくれれば、一石二鳥の解決作になりますね。
空き家バンクの仕組み
空き家バンクは、空き家を「売りたい・貸したい人」と「買いたい・借りたい人」を自治体がつなげてくれる公共サービスです。
- 空き家を所有している人、空き家を利用したい人それぞれが利用登録をする
- 利用者に自治体が希望にあった物件を紹介する
- 空き家がなくなり住民が増えて地域の活性化が期待できる
空き家を登録したり売ったりする手続きにお金を払う必要はないんですか?
基本的には必要ありません。
なぜなら、地域の活性化が自治体の利益になるからです。
空き家バンクと連携する制度
自治体によっては、空き家バンクの登録物件を対象にリフォームや家具の処分費用を補助しています。
たとえば東京都青梅市では「青梅市空き家等活用支援事業」として空き家の改修や備品の購入・設置に関する費用を最大50万円まで支給しています。
空き家を活用して地域の活性化ができれば自治体はうれしいですね。
利用するには要件を満たす必要があるので、自治体で相談するときや登録の際に確認してくださいね。
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空き家バンクの利用方法
空き家バンクの利用手続きは、おおむね以下の3ステップです。
- 登録申し込み
- 事前調査
- 登録完了
空き家の登録申請書に、住所や敷地面積などの必要事項を記入し提出すると、現地調査が行われます。
登録の要件を満たした物件であれば、誰でも空き家バンクを利用可能です。
掲載された情報を見て利用希望者から自治体に問い合わせがくると、担当者から連絡が来ます。
利用希望者と交渉が成立すると、契約の手続きです。
少しイメージがわいてきました。
基本はこの流れですが、自治体によって登録できる物件の要件や交渉の流れに差がある点で注意が必要です。
空き家の契約に関する交渉を、所有者と利用希望者で直接行うとしている場合もあれば、登録前の調査の段階から指定の不動産会社が仲介することに決まっていることもあります。
また、登録できる物件の要件は自治体によって以下のような差があります。
- 空き家が建っている必要がある
- 空き家を取り壊した空き地(取り壊し予定も含む)も可能
- 売却のみ可
- 売却・賃貸どちらも可能
要件は自治体のホームページに記載されているので、「○○市 空き家バンク」と検索するとすぐに調べられますよ。
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空き家バンクで家を売るメリット
空き家バンクがどういうものか理解できたので、利用するメリット・デメリットも知りたいです。
まずメリットから解説しますね。
空き家バンクを利用するメリットは2つ。
それぞれ説明します。
空き家バンクの利用料は無料
空き家バンクの最大のメリットは、交渉や契約に関する費用を抑えられる点にあります。
なぜなら、制度の目的は地域の活性化にあるため、登録に関わる調査費用やホームページへの掲載料は無料だからです。
物件の取引に関わる交渉や契約を個人で行う難しさはありますが、自治体が開催する無料相談会を利用しながら仲介業者をはさまずに契約することもできます。
手数料の負担がない分、手元に残るお金が多くなります。これは大きなメリットですね。
空き家バンク向けの補助金を利用できる
自治体によっては空き家バンクの登録物件を対象にした補助金が用意されています。
家の改修工事や解体費用を抑えられるため、ぜひ活用してみてください。
補助金があることで「リフォームしてくれたら買いたい」「家を取り壊して土地だけ買いたい」といった利用者の希望を叶えやすくなり、スムーズに交渉が進む期待ができます。
リフォーム以外にも補助金を出している自治体もありますよ。
家具の処分費用を補助してくれるのは助かりますね!
物件の登録と同じように要件があるので確認してくださいね。
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空き家バンクのデメリット
続いて空き家バンクのデメリットも解説します。
物件の魅力が伝わりにくい
空き家バンクのホームページでは、一般の不動産検索サイトのような細かな間取りや設備の写真、駅やスーパーまでの距離が掲載されないことがあります。
写真で魅力的だと思ってもらえなければ、問い合わせや内覧につなげることが難しくなるでしょう。
物件の良さが伝わりにくいことがあるんですね。
認知度の影響は大きいですね。
交渉は基本的に個人でやり取りする
空き家バンクは自治体が空き家を「売りたい・貸したい人」と「買いたい・借りたい人」を結ぶサービス。
所有者に利用希望者を紹介してくれますが、交渉や契約のサポートを自治体はしてくれません。
じゃあどうやって交渉するんですか?
交渉や契約の対応は自治体によってバラつきがあります。
協定を結んだ不動産仲介業者を利用することが前提になっていて、空き家登録の事前調査から自治体の職員と一緒に仲介業者の担当者が同行し、価格の決定から契約までの手続きをすべてサポートしてくれる場合もあります。
一方で、物件の調査や登録手続きは自治体の職員が行い、それ以降の交渉や契約で仲介業者を利用するのは任意で、としているところも。
専門家との無料相談会を開催しているところもありますが、相談のみで手続きは売買する本人同士で行うことになります。
そのため契約後になにかトラブルが起きても、自治体や相談した仲介業者が間に入ってくれることはありません。
交渉は個人で行っても、契約の手続きはプロに依頼したほうが良さそうですね。
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空き家バンクを利用するときに確認したい5つのポイント
続いては、空き家バンクを利用する前に確認しておきたいポイントをお伝えします。
不動産仲介業者を利用するか
空き家バンクといっても、運営の仕方は自治体によってさまざまです。
どのように調査や登録、利用者との交渉を行うのかひと通りの流れを聞いておきましょう。
交渉や契約について知っておくことがトラブルを避ける大きなポイントですね。
売買のみか、賃貸も可能か
空き家バンクへの登録は、売買のみとする自治体もあれば賃貸を扱うところもあります。
自分が希望する空き家の利用方法とマッチするか確認しましょう。
空き家を解体した土地だけの取引もOKな自治体があるんでしたね。
売却のみか、賃貸もできるか、更地にした場合も登録できるかでは大きな違いがありますね。
移住者以外も利用できるか
空き家バンクの目的は、空き家活用と移住者を迎えて地域を活性化することです。
移住者にしか提供されない場合は空き家活用の幅が狭くなってしまうため、利用対象者の条件を漏れなく聞いておきたいですね。
市内に住んでいる人の住み替えでの利用が可能か、確認しておきましょう。
広告活動と利用実績
自治体によって空き家情報の見せ方には差があります。
物件の写真が外観だけのこともあれば、間取りや設備などの詳細な部分まで掲載するところもあり対応はさまざまです。
家の外と中では、印象が変わることがあるから、詳しく載せてほしいですね。
また積極的にWeb広告を活用したり移住特集ページを作成するなど、空き家バンクの運営に力を入れている自治体もあれば、そうではないところも。
これまでの利用実績はぜひ聞いておきたいですね。
空き家バンク向けの補助金の利用条件
空き家バンク向けの補助金があるならぜひ活用したいもの。
相談や登録のときに、補助金があるかどうかや利用の要件も確認しておきましょう。
また、空き家バンクと一般の不動産仲介業者の両方へ登録することを許可している自治体もあれば、仲介業者に依頼している物件は取り扱わないとしているところもあります。
両方へ登録できる場合、仲介業者から利用者が見つかったときの補助金の取り扱いについても確認しておきたいポイントです。
空き家バンクと同時に「一般の不動産会社に物件を登録しても良いか」や「仲介業者から売れた物件にもリフォームの補助金が使えるか」をヒアリングすることをオススメします。
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空き家の活用に迷ったらプロに相談
以上、空き家のメリット・デメリット、利用方法について説明しました。
- 交渉や契約の手続きを自分で行うと手数料がかからない
- 空き家バンクの登録物件を対象にした補助金が利用できる
- 個人での契約は問題が起きたとき大変
- トラブル防止のために契約はプロに依頼するのがオススメ
ひとくちに空き家バンクといっても、内容は自治体によってまちまちなのがわかりました。
空き家バンクは手数料が無料なのがうれしい反面、個人でやらなければならないことも多く、トラブルを生んでしまうことも。
空き家の処分に悩んだら、自治体と不動産仲介業者の両方に相談してみることをオススメします。
SKD不動産は3,000件以上の空き家活用の実績がある住宅のプロ。
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